VISION

ビジョン

基本目標

確かな暮らしを守り、信州からゆたかな社会を創る

確かな暮らしを守り、信州からゆたかな社会を創る

確かな暮らしを守る

短期的には新型コロナウイルス感染症、国際情勢の激変による物価高騰、中長期的には気候変動とそれに伴う災害の激甚化・頻発化、急激な人口減少とそれに伴う担い手不足などの様々な危機が、現在、複合的に押し寄せています。

県民の安定した暮らしを確保し、明日への希望を持って日々の生活を送ることができ、万一の場合には温かな支援を受けることができるという安心がある「確かな暮らし」を守っていきます。

県としては、次のような社会の実現に責任を持って取り組みます。

  • 現下の物価高騰を克服し、コロナ禍等で停滞した社会経済活動が再生・活性化している。
  • 省エネルギーや再生可能エネルギーの普及が進み、脱炭素社会に近づいている。
  • ハード・ソフトの両面から災害への備えが強化されている。
  • 出生数の減少傾向に歯止めがかかり、移住者やつながり人口が増加している。
  • 地域社会に不可欠な医療・福祉、農林業、交通・建設業等の担い手が確保されている。
  • 水道・排水処理施設や道路などの公共インフラが安定的に維持・運営されている。
  • 公共交通等の移動サービスが充実し、高齢者、高校生、観光客等の移動の足が確保されている。

ゆたかな社会を創る

経済的な繁栄を享受するとともに、環境と共生し、多様性が尊重され健康で文化的な人間らしい生活が営まれる社会、すなわち一人ひとりの県民がしあわせ(ウェルビーイング、Well-being)を実感できる「ゆたかな社会」を目指していきます。また、ゆたかな社会を築く礎として、暮らしを支える「社会的共通資本※」を多様な関係者と共に維持・発展させていきます。

※社会的共有資本とは、①大気、森林などの自然環境、②道路下水道、公共交通などの社会的インフラ、③医療、教育などの制度資本のこと

社会の成熟やグローバル化、デジタル化の進展などにより、人々のライフスタイルや価値観が多様化し、物質的な豊かさだけでなく、生活の質やゆとりなど精神的な豊かさを重視する傾向が高まっています。

県としては、次のような社会の実現に責任を持って取り組みます。

  • 産業の生産性向上・働き方改革により、県民の所得が向上し、多様な働き方が実現している。
  • デジタル技術の活用により、公共サービスや事業活動の利便性や効率性が向上している。
  • 結婚・子育て支援、教育等が充実し、子ども・若者や女性の幸福追求が最大限保障されている。
  • 性別、障がい、所得等による差別・格差の解消が進み、誰にでも居場所と出番がある。
  • 高校改革、高等教育・リカレント教育の振興等により、学びの県づくりが進んでいる。
  • 医療機関の機能分担と連携が進むなど、医療・介護サービスが質・量ともに充実している。
  • 健康に生活できる期間が長くなり、多くの高齢者が現役で活躍している。
  • 観光地域づくりやまちの緑化などが進み、快適でうるおいのある空間が増加している。
  • 農山村や過疎地域等が人をひきつけ、人間的な暮らしの最先端地域になっている。
  • 文化・芸術やスポーツに身近で親しむことができ、暮らしにうるおいをもたらしている。

ショートストーリー

未来の長野県で生きる”私”のストーリー

長野県が県民の皆様と共に実現したい概ね2035年の将来像を、 そこに生きる “私” の視点で描いた4つのストーリーを例に紹介します。

STORY1夫婦でシェアする私たちの“しあわせ”

夫婦でシェアする私たちの“しあわせ

主人公:30代男性
妻・長女(小学生)・次女(保育園児)・長男(乳児)の5人家族。現在、育児休業をとり子育て中。

STORY2チャンス溢れる農山村で自ら“ 創る” おもしろさ

チャンス溢れる農山村で自ら“ 創る” おもしろさ

主人公:20代女性
東京から長野県にIターン移住。移住先のまちで農業の仕事に奔走中。

STORY3みんなが気づかせてくれた“ 僕らしさ” を胸に

みんなが気づかせてくれた“ 僕らしさ” を胸に

主人公:男子高校生
小学生の時にフリースクールに通う。環境問題に関心をもち、将来は留学を夢見る。

STORY4今日が、これからの人生で一番“ 若い” 日

今日が、これからの人生で一番“ 若い” 日

主人公:50代女性
共働きの夫と二人暮らし。仕事だけでなく多役に地域社会の一員として活躍。

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