ビジョンブック
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Story.4主人公:50代女性 私たちは共働き夫婦です。子どもたちはみな自立して2人で暮らしています。人生100年時代が当たり前。お互い60歳目前でしたが、気力・体力的にまだまだリタイアは早いと思っており、この先どんな生きがいをもって過ごしていけばいいのかと、2人でよく話していました。 そんな矢先のことでした。夫が仕事中に突然倒れたのです。原因は脳梗塞。すぐにドクターヘリで病院に運ばれ、一命をとりとめることができました。 「一昔前なら、都会の大きな医療機関でなければ対応できなかったかもしれない」 病院の先生が仰っていました。生活圏内にある2つの病院は決して規模が大きいわけではありませんが、長野県が医療体制の強化を図り、今では充実した医療サービスが提供されています。共働きの夫と二人暮らし仕事だけでなく多役に地域社会の一員として活躍そのおかげで後遺症も残らず、夫は倒れる前とほとんど変わらぬ状態で退院することができました。 この病気を経て夫は健康志向が高まり、最近ウェアラブル端末を身に着けるようになりました。端末が取得したデータはAI解析され、その結果を食事やサプリメントの管理、運動のメニュー作りに役立てています。休日には2人で近くの里山を訪れて、ハイキングや森林セラピーで心身ともにリフレッシュしています。 あれから数年たった今、夫は病気をする前よりも健康的になりましたし、2人とも以前よりも自分の生き方を見つめ直すようになりました。夫は県の工科短期大学校でリスキリングの講座を受講し、退職後の起業を目指しています。また自治会の活動にも積極的に参加するようになりました。私は公民館の生涯学習講座を通して地域活動を行っている様々な団体を知り、そのなかで子どもの居場所づくりを行っている団体に参加することにしました。 気づけば仕事以外でも地域とのつながりが増え、私たち世代も担い手の一員として、現役で地域社会をしっかり支えている存在です。■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■23■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

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