■■■■■■■■■■■■■■■■■■■Story.1妻・長女(小学生)・次女(保育園児)・長男(乳児)の現在、育児休業をとり子育て中主人公:30代男性 私たち夫婦は共働きで、小学生の長女、保育園児の次女、そして生後6か月の長男の3人の子どもに恵まれた5人家族だ。 朝、妻と長女を見送り、次女を保育園に送り届ける。家に戻って長男に離乳食を食べさせ、家事をこなす。お昼ご飯を食べ終わるとあっという間に長女が小学校から帰ってくる。次女のお迎えに行き、夕食の準備。妻も帰ってきてみんなで夕飯。これが私の1日だ。 「にぎやかな家族にしていきたいね」 結婚当初、妻とそんな未来を描いた。長野県内に本社がある妻の会社は子育て支援に手厚く、代わりのスタッフ体制など育児休業を取得しやすい環境が整っていたので、2人目までは妻が育休を取ってくれた。 「3人目はどうしようかな…」 子育てと両立しながら仕事のキャリアを積み、会社でのプロジェクトに多く関わるようになった妻は、仕事も3人目もどちらも諦めたくなかった様子。夫婦でしっかりと話し合い、子どもを授かることができれば、今度は私が育休を取得することにした。5人家族 私が就職した当時に比べて男性が育休を取るのが当たり前になり、私たち家族としても性別で役割を固定するつもりはなかった。お互いのキャリアや思い、ライフスタイルを尊重し、仕事のやりがいや子育ての“しあわせ”を夫婦でシェアすることにした。 「おかあさん帰ってきた! おかえりっ!!」 帰宅した妻に次女が駆け寄り抱きついている。次女は、明日は妻に保育園に連れて行ってほしいとせがんでいる。明日妻は在宅勤務にして、送り迎えができるみたいだ。子どもたちを寝かし終えると、夫婦でよく子どもたちの将来について話す。将来に不安がないといえば嘘になるが、長野県では子育てや進学サポートが手厚く、金銭面の負担軽減はもちろん保育や教育の場でも子ども一人ひとりが尊重されていることを感じる。 妻から、今日もありがとうという言葉をもらうが、子どもたちの成長をつぶさに感じるこの“しあわせ”な時間に、私の方こそ感謝している。■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■20■■■■■■■■■■■■■■■■■■
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