計画書(全体版)
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第4編施策の総合的展開第2章 施策の総合的展開 1 持続可能で安定した暮らしを守る50耐震化工事を実施した防災重点農業用ため池○ 長野県耐震改修促進計画に基づき、住宅や病院、要配慮者等の二次的な避難先となるホテル・旅館など、多数の者が利用する施設等の耐震化により、大規模地震による被害を軽減○ 防雪・消雪対策や効果的・効率的な除融雪により、冬期期間の安全な道路交通を確保○ 豪雪地帯の暮らしを支えるため、克雪住宅の普及促進や住宅除雪支援など除雪作業の負担を軽減◆流域治水*の推進○ 浸水想定区域図*の作成、市町村のハザードマップ*作成支援により、水災害に備える取組を促進○ 県有施設への雨水貯留浸透施設の新設やため池・水田を活用した流域治水*対策により、雨水を貯留・浸透させる取組を推進○ 河川管理者等が行う堤防・護岸・排水機場の整備や河道掘削等による治水安全度の向上や砂防関係施設の整備による土砂流出抑制を進めるとともに、森林が有する保水機能の向上を図るため、県、市町村、地域住民等が行う面的な森林整備を推進○ 国・県・市町村・企業・住民等あらゆる関係者が協働し、河川整備や砂防関係施設の整備等に加え、雨水貯留浸透施設や土地利用規制・誘導、利水ダムの事前放流など、各水系で重点的に実施する治水対策をとりまとめた「流域治水*プロジェクト」に基づき、ハード・ソフト一体となった対策を推進◆逃げ遅れゼロに向けた避難対策の推進○ 災害に備え、的確な情報提供を行うとともに、住民主体で作成した災害時住民支え合いマップ*の成果を活かした、市町村における個別避難計画*作成の推進及び防災を学ぶ信州防災アプリの活用等により、災害弱者をはじめ県民の適切な避難行動を支援○ 災害関連死を防ぐとともに、積極的な避難行動を促すため、市町村と連携し避難所のTKB(トイレ・キッチン・ベッド)や暑さ寒さ対策などの環境改善を推進○ 災害デジタルアーカイブを災害の伝承や防災教育に活用することにより、県民の防災意識を向上○ 土砂災害専門家(赤牛先生)による防災教育や地区防災マップ作成を支援し、住民主導による警戒避難体制を構築○ 災害時に女性や子どもへの適切な配慮がなされるよう、女性の視点を取り入れた地域防災計画や避難所運営マニュアル等の策定を推進◆危機管理防災体制の強化○ 地域防災計画の見直しやマニュアル整備・訓練の実施、防災行政無線等防災情報基盤や装備資機材の整備などにより、危機管理体制を確保○ 国や他県等との連携による広域的な人的・物的支援の円滑な受入れ体制を強化するとともに、被災者の多様なニーズに対応できるようNPOなど関係団体との連携を強化○ 国民保護法に基づく武力攻撃事態などへの対応を周知するとともに、警察・消防・自衛隊など関係機関との連携により、県民の安全を確保○ 県・市町村・関係機関等で構成する火山防災協議会において、想定される火山現象の状況に応じた警戒避難体制の整備を推進○ 大規模地震による二次被害の軽減・防止を図るため、被災建築物応急危険度判定士の養成を促進○ 被災による住宅建設・改修費の一部助成により、早期の住宅の再建を支援

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