計画書(全体版)
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第4編施策の総合的展開第2章 施策の総合的展開 1 持続可能で安定した暮らしを守る44水力発電所の新規建設を推進(横川蛇石発電所)○ 農業用水路の施設管理者への事例紹介、個別相談や、発電が可能な適地の公表等による民間事業者とのマッチング支援により、農業用水を活用した小水力発電の普及を促進○ 県の水力発電所の新規開発を推進するとともに、市町村や土地改良区が行う小水力発電所の建設を調査から建設、管理まで企業局のノウハウを活かして支援することにより、再生可能エネルギー生産量を拡大○ 地熱・地中熱、バイオマス*などの再生可能エネルギー事業について、収益納付型補助金*等による支援により、本県のポテンシャルを活用した事業を創出○ 地域の森林資源状況等に応じた適切かつ計画的な木質バイオマス*の利用に向け、薪や木質ペレットなどによる循環利用の仕組みづくりを促進○ 流域下水道施設において、汚水処理で発生するメタンガスのエネルギー利用を推進するとともに、下水熱の適正な利用を進め、熱エネルギーの有効利用を促進○ 県有施設において再生可能エネルギー100%電力の利用を推進するほか、再生可能エネルギー電気等に関する情報提供等により、家庭・事業所における再生可能エネルギー電気等の利用を促進○ 再生可能エネルギー設備等の設置された信州健康ゼロエネ住宅*や県営住宅等の普及拡大により、住宅のゼロカーボン化を促進◆総合的な地球温暖化対策の推進○ ゼロカーボンに関する分野別研究会や技術開発プロジェクトに対する支援により、県内企業のグリーン分野への参入・事業拡大を図るとともに、県内産業のGX*を促進○ 水素に関する技術開発支援や、企業局の電気と水を活用したグリーン水素の利活用など、「作る」と「使う」の双方の観点から、今後の水素エネルギーに関する施策の方向性を検討○ 長野県SDGs推進企業登録制度の運営・PRにより、環境保全を含むSDGs*(持続可能な開発目標)達成に向けた県内企業の機運醸成を推進○ 世界から選ばれる観光地となるための国際認証取得に向けた取組支援や、自然資源等を保全・継承するルールづくり等の後押しなどにより、脱炭素をはじめとする持続可能な観光地づくりに向けた取組を長野県観光機構と連携し推進○ 森林の若返り(再造林*)と間伐などによる適切な森林整備や県産材の利用拡大を通じ、森林による二酸化炭素吸収量の確保維持等を図る取組を推進○ 街路樹や建物緑化などのグリーンインフラ*を浸透させ、環境負荷の低いまちづくりを推進○ 中心市街地の再生やウォーカブルなまちづくり*によるコンパクトシティの推進とともに、信州まち・あい空間*による快適で魅力あふれるまちを創出○ 温室効果ガスの発生を抑制するため、地球温暖化に対応した農業新技術や新品種の開発・普及と有機農業をはじめとする環境にやさしい農業の取組や学校給食における有機農産物の活用を促進○ 多様な主体が分野を超えて連携し、行動する場である「ゼロカーボン社会共創プラットフォーム(くらしふと信州)*」により、気候危機に立ち向かう行動の輪を拡大○ 県民の脱炭素型ライフスタイルへの転換を促進するため、参加型の環境学習・体験機会を提供する「信州環境カレッジ*」を核として、気候変動に関する環境教育を推進○ 気候変動適応法に基づき設置した「信州気候変動適応センター」において、気候変動影響の把握と将来予測を行うとともに、適応策の創出を支援

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