第2編政策構築・推進に当たっての共通視点261 「長野県を取り巻く状況」を踏まえた視点視点1−1 女性・若者の希望を実現し、少子化を食い止め人口減少に対応する視点1−2 人権の尊重や公正さ、多様性・包摂性を追求し、誰一人取り残さない視点1−3 SDGs*を踏まえ、環境と調和した持続可能な発展を追求する視点1−4 デジタル技術を徹底活用する視点1−5 世界を視野に入れ行動する2 「長野県の特性」を踏まえた視点視点2−1 県民に息づく「学びと自治」の力を生かす長野県を取り巻く状況及び長野県の特性を踏まえ、基本目標及びめざす姿を実現するため、すべての政策の構築・推進に当たって共通して持つべき視点を次のとおりとします。女性・若者の希望の実現を支援し、もって急速に進行する少子化に歯止めをかけるとともに、人口減少・超高齢社会に適応した持続可能で活力あふれる社会を実現するという視点を持つ。また、なかでも人口減少や高齢化が著しく、インフラ等の維持が困難な状況にある農山村地域については、人々が安心して暮らし続けることができるよう、社会的共通資本*やその担い手を支え、その魅力(原風景・町並み、伝統・文化等)を生かして持続的に発展させるという視点にも留意する。年齢、性別、国籍、障がいの有無などにかかわらず、誰もが等しくその存在と役割を認められ、自らの可能性に何度でも挑戦でき、自分らしく生きられる社会を実現するため、人権の尊重や公正さ、多様性・包摂性をあらゆる政策の前提とし、誰一人取り残さないという視点を持つ。持続可能でより良い世界を目指す国際目標であるSDGs*を踏まえ、激甚化・頻発化する豪雨災害の原因の一つでもある気候変動などについての環境対策を徹底するとともに、環境と社会経済活動の調和により、県民生活の質の向上や地域経済の活性化を図り、持続可能な発展を追求するという視点を持つ。新型コロナウイルス感染症の流行で顕在化した課題も踏まえ、地理的な制約、年齢、性別、障がいの有無等にかかわらず、どこでも誰もがデジタル化の恩恵を享受し便利で快適に暮らすことができる社会を実現するため、デジタル技術やデータをあらゆる分野で徹底活用するとともに、先端技術の早期導入にもチャレンジするという気概を持つ。世界とのつながりを常に意識し、コロナ後を見据えてグローバル需要を取り込むとともに、異常気象や新興感染症、国際紛争などのグローバルリスクに起因する様々な問題(サプライチェーン、食料・エネルギー等)に備えるという視点を持つ。かつて「教育県」と呼ばれた長野県には今も学びの精神が息づき、また、地勢の違いなどから多様な個性を有する地域が相互に連携、あるいは切磋琢磨しながら県全体の魅力を高め、中央に依存しない自主自立の県民性を育んできました。変化の激しい時代にあっては、能動的に知識や技能を身につけようとする主体的
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