計画書(全体版)
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第1編現状と課題第3章 長野県の特性19森林セラピーⓇものづくり大賞NAGANO 2022受賞企業の工業製品(産業用ロボット等の小型化に寄与する減速機)5 田舎暮らしの本 2023年2月号「2023年版 住みたい田舎ベストランキング」(宝島社)6 令和2年 都道府県別生命表(厚生労働省。男性が全国2位、女性が全国4位)7 令和2年値 平均自立期間(公益社団法人国民健康保険中央会。女性が全国1位、男性が全国2位)8 令和2年 国勢調査就業状態等基本集計結果(総務省。労働力状態不詳をあん分した不詳補完値により算出)9 NPO法人 森林セラピーソサエティによる認定数6 全国トップレベルの健康長寿7 地域で育まれてきた特色ある産業また、移住したい都道府県ランキングで17年連続1位5となるなど、移住先として高い評価を受けています。一方で、大都市圏に近いことで、進学・就職期(15〜24歳)の若者、とりわけ女性の流出が多くなっています。佐久総合病院の取組を契機として、予防に重点を置いた農村医療や地域医療が全国に先駆けて県内に広がり、医療関係者と地域の健康ボランティア(保健補導員、食生活改善推進員等)との連携のもと、減塩運動をはじめとした健康づくりの取組が進められてきました。高度な小児医療を提供する県立こども病院と地域の医療機関とが連携することなどにより、新生児や乳児の死亡率が低く抑えられ、赤ちゃんが元気に育つ県となっています。このように、高い健康意識が県民に浸透し、安心して医療・介護サービスを受けられる環境づくりが進められることにより、平均寿命6・健康寿命7ともに全国トップレベルの健康長寿県になっています。日ごろから健康に留意し、仕事や生きがいを持って生活している元気な高齢者が多くいらっしゃいます。高齢者の就業率8は全国1位であり、農業など地域の産業を支えています。また、本県には健康増進や心身のリラックス効果などが期待される森林セラピー基地等が県内10箇所で認定されており、その数は日本一を誇ります9。こうした自然がもたらす癒しはヘルスケアの分野からも着目され、森林セラピーⓇをはじめ、ウォーキング、ヨガ、温泉療養など、ヘルスツーリズム*の取組が地域で行われています。製造業では、明治・大正期に日本一の生産量を誇った製糸業から、昭和期の時計、カメラ、オルゴールなどの精密機械工業、電気機械、一般機械、輸送機械などの加工組立型産業へと柔軟に構造転換を進めてきました。現在は、内陸という立地上の特性から、陸路輸送の負担が少ない軽薄短小の部品製造が盛んで、省エネルギー化や情報通信機器等の小型・軽量・モバイル化、高機能化に貢献する部品産業の集積地になっています。観光産業は、豊かな自然を有する山岳高原リゾート地や温泉地に加え、全国から参拝客が訪れる善光寺や諏訪大社、御嶽山などにおいて、古くから多くの観光客等で賑わい、発展してきました。近年では、長野オリンピック・パラリンピックによる知名度の向上や良質なパウダースノーを楽しめるスノーリゾート地としての評価の高まりにより、海外から多くの外国人が訪れています。農業では、かつて盛んだった養蚕から、戦後の産業構造の変化に対応する中で、稲作を拡大するとともに、

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