計画書(全体版)
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第1編現状と課題第2章 長野県人口の推移と将来展望×の個数○の個数行財政地域・くらし移住・交流・観光△○○○△××結婚・出産・子育て社会基盤健康・医療・介護公正・包摂30455683721100×△△△△△××○×△×××△○△×△△△○○×××△△△○××△×××△△△×△△△△△△△△×○○△××××△△△△×××△△××△××○○○△○△△…①環境 ②③④教育 ⑤⑥⑦⑧⑨⑩雇産用 業 ⑪⑫人口 シミュレーション15コラム因果関連モデル【凡例】○・・・改善した指標が多い△・・・大きな変化がないか、改善した指標と悪化した指標が同程度×・・・悪化した指標が多い2037年2022年2034年2029年2035年因果関係…因果関係2因果関係1正の出生数因果関係年少人口因果関係のグループ1グループ2グループ3グループ4グループ5グループ6グループ72044年2050年「強さ」と「遅れ」を定義現在(2022年)2万通りの未来シナリオ未来(2050年)グループ1グループ2グループ7長野県の未来をシミュレーション、根拠に基づく政策形成の推進へ総合5か年計画の検討及び根拠に基づく政策形成(EBPM)を推進するため、日立コンサルティング、京都大学 広井良典教授と連携して、「AI*を活用した長野県の未来に関するシミュレーション」を行いました。シミュレーションを行うため、「出生数」、「年少人口」、「健康寿命」といった長野県の社会を表現するための数値指標を選定。実績データを用いた回帰分析などにより指標同士の関係性を検討し、215の指標、529の因果関係で構成されるモデルを構築しました。このモデルにより2022年から2050年まで1か月単位でシミュレーションを行いました(図1)。図1 シミュレーション方法の概要このモデルによるシミュレーションにより、長野県の未来像について2万通りの未来シナリオを算出、これらは大きく分けて7つのグループに分岐する結果となりました。7つのグループについて、12の分野ごと各指標の変化の大きさに基づき評価を行ったところ、改善する分野が最も多いのは「グループ2」との結果となりました。この「グループ2」は、相対的に最もパフォーマンスが優れ、全体として環境・経済・社会という3領域のバランスが良く、SDGs*的な社会像とも言える結果となりました(図2)。図2 各シナリオグループの評価“AI*を活用した長野県の未来に関するシミュレーション”“信州これから会議”が考えた私たちの未来とは

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