計画書(全体版)
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第6編地域計画6 木曽地域 192地域材を製材加工した製品出荷量[実績の増加率を基に設定]地域のめざす姿地域重点政策豊かな自然と歴史・文化に育まれた「木曽らしい」暮らしを維持する地域づくり1 林業・木材産業の振興と森林資源を活かした二酸化炭素吸収源の確保 I 取組内容●林業・木材産業の振興・ JAS(日本農林規格)工場を核とした地域製材工場の水平連携体制づくりなど、地域材の高付加価値化を推進・適切な森林整備(間伐、主伐・再造林*、路網整備)を計画的に実施・ 民間建築物への波及効果が高い、公共施設等の木造・木質化による地域材の普及啓発と需要拡大●林業・木材産業の人材育成・ 林業大学校、上松技術専門校、木曽青峰高等学校による3校連携をはじめ、産学官連携を深め、人材の確保や技術の・ 全国に誇る森林資源を活かした林業・木材産業を中心にした地域づくり、林業・木工関係の学校等の集積を活かした人材づくりが行われています。・ 豊かな自然美、2016年4月に文化庁認定を受けた日本遺産*「木曽路はすべて山の中」に代表される優れた観光資源に恵まれた、木曽らしい景観・雰囲気の中を人々が行き交う木曽路を実現しています。・ 活火山である御嶽山や急峻な山間・谷あいが続く木曽谷は自然災害のリスクを抱えていますが、それに対する防災・減災力を高めています。・ 美しく豊かな自然、歴史ある街の景観、先人が築き上げてきた祭りなどの伝統文化、郷土愛に根ざした人と人とのつながりや治安の良さなど、木曽の強み、「木曽らしさ」が守られるとともに、安心して暮らし続けられる地域づくりが行われています。地域材の高付加価値化を目指すとともに、地域の林業・木材産業の振興に必要な実践力の高い人材育成を進めます。また、地域資源を活かし、「2050ゼロカーボン」の推進に向けた取組を進めます。I 現状と課題・ 木曽ヒノキやカラマツの資源が成熟しており、これらの地域材の販路拡大を図るため、産学官で構成する「木曽地域木材産業振興対策協議会」のロードマップに沿って、その有効活用を目指していますが、更に高付加価値化等に取り組む必要があります。・ 林業・木工関係の学校等が集積しており、各校で森林を守り、育て、利用する学習や訓練等に取り組む中、より多くの人材が地域へ定着することが期待されています。・ 木質バイオマス*の熱エネルギー利用や小水力発電など、ゼロカーボンの達成に向けた取組を更に進める必要があります。向上等林業・木材産業の後継者対策を推進●地域資源を活かした自然エネルギーへの転換、二酸化炭素排出抑制・ 公共施設等での木質バイオマス*利用や木質バイオマス生産施設等の整備を促進・農業用水を活用した小水力発電施設の整備を推進I 達成目標指 標 名製材品出荷量木材流通調査(林務部)12,396㎥(2020年)現 状目 標15,000㎥(2026年)備 考

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