計画書(全体版)
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1 高速交通網開通の効果を最大限に活かす基盤整備     第6編地域計画5 南信州地域184銀座NAGANOでの移住交流イベント地域のめざす姿地域重点政策リニア新時代のドアを拓く 伝統文化と最先端技術が共栄する南信州I 取組内容●人材や企業を呼び込む「つながり」の創出・ 果樹オーナー、テレワーク、ワーケーション*、山村留学など、つながり人口*を増やす取組を充実させるとともに、その情報を効果的に発信する仕組みを構築・ リニア中央新幹線開業や三遠南信自動車道開通により、多くの地域やヒト・モノ・コトの交流が生まれ、様々な共創が行われることで、自然や地域資源を活かした新たな活動が展開されるなど、夢が実現できる地域として活気に■れています。・ 特色ある伝統文化や公民館活動で培われた学び、ゼロカーボン社会実現に向けた活動などの取組が繰り広げられています。さらに「大学のあるまちづくり」が推進され、活力のある地域が形成されています。・ DX*の浸透により、付加価値の高い製品を製造するなど、足腰の強い産業基盤が形成されています。また、市田柿、日本なし、南信州産木材などのブランド化や先端技術の導入により、競争力の強い国内有数の生産地に成長しています。・ 地域の生活を支える医師、福祉・介護人材の確保やICT*(情報通信技術)を活用したオンライン診療の拡大などにより、必要な医療・福祉が提供されています。また、道路改良や災害に強い治山・砂防施設等の基盤整備、防災体制の構築などが進み、安全で安心して暮らせる地域となっています。リニア中央新幹線開業や三遠南信自動車道開通の効果を最大限に活かすための最重要期間として、官民一体となって都市圏との交流や地域の魅力を発信することにより、南信州の認知度向上に取り組むとともに、インフラ整備やリニアバレー構想*に掲げる地域づくりを確実に進めます。I 現状と課題・ 豊かな自然環境、温暖な気候や地勢を活かした多様な食・農産物、特色ある伝統文化などのポテンシャルが、住民に十分に認識されていないことから、その魅力を地域内外に伝えきれていません。・ 都市圏との交流事業など、各地域において人を呼び込む魅力的な活動が行われていますが、それらの活動や地域をつなぐ人材・仕組みが不足しているため、大きな動きにつながっていません。・ 県の南の玄関口として、古くから中京圏や静岡県と多くの交流が行われ、認知度は上がっていますが、首都圏ほかにおいては高いとは言えません。・ リニア中央新幹線開業や三遠南信自動車道開通による地域の将来像を共有し、官民一体となって、それらの効果を活かすための取組を進めることが必要です。・ 豊かな自然、美しい景観、歴史に培われた文化、伝統野菜などの地域の宝や都市圏とのつながりを創出するキーパーソンを活用した交流の促進・ 官民の連携や個々の取組を様々な機会を通じてつなぐことで、多様で発展的な取組として地域づくりを推進

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