計画書(全体版)
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第6編地域計画2 上田地域 162地域産業を支える取組・上田地域産業展(上田市)ワイン用ぶどう栽培者向け研修(東御市:祢津御堂)2 地域を支える産業のグレードアップI 取組内容●持続可能な産業の実現に向けた取組・ 農業・医療等の成長期待分野への参入を促すための産学マッチング事業や新たな開発プロジェクトの推進、これまで地域を支えてきた産業の成長分野への振興や、スタートアップ*など新産業の創出のほか、ワイン産業など地域ならではの産業を、圏域を超えた枠組みを活用して、地域に根付く基幹産業として育成します。また、地域産業を支える産業人材の育成・確保等に取り組みます。I 現状と課題・ 電気機械器具製造業や輸送用機械器具製造業関連企業が多く集積しており、製造業従事者の割合は県内3位、管内売上額の製造業比率は県内2位を占めています※。・ ワイン用ぶどう栽培面積は順調に拡大しており、今後は生産量の増大が見込まれます。また、ワイナリー数も年々増加しており、県内でもトップクラスの集積地(15か所)となっています。・ 米穀・野菜・果実・花き・きのこ・畜産など多品目が生産されているほか、林業・木材産業が活発で、集成材を含む県産カラマツ建築用材出荷量の概ね半数を上田地域が占めています。・ DX*・GX*へのシフトや、スタートアップ*の創出と育成、地域経済を担う産業人材の育成・確保等、持続可能な産業の実現が求められています。・ 農林業分野では担い手の高齢化が進むとともに、人材の確保が難しくなっています。・ ワイナリーの集積が進むワイン産業では、ワインを活かした観光・交流施策の一層の推進が求められてい※出典:令和3年経済センサスます。産業人材を育成・確保する東信州次世代産業振興協議会の取組を支援・ 上記の協議会で策定した東信州次世代イノベーションプランに基づく次世代アグリビジネス産業の振興に向けた取組を支援・ 農業の担い手確保と農地集積を進めるほか、スマート農業*の導入や新品種・新技術の普及による気候変動に強い産地づくりや、農産物直売所の機能・魅力アップによる農産物の地産地消*を推進・ 林業の担い手確保を進めるほか、県産材の利用促進に向けた取組の支援やSGEC認証森林*のPR、持続的な森林経営を目指し、市町村・企業等と連携して調査研究に取り組む「にぎやかな森プロジェクト」を推進・ 5つの高等教育機関(信州大学繊維学部、長野大学、工科短期大学校、上田女子短期大学、筑波大学山岳科学センター)の連携を促し、産業人材の育成・確保等の取組を支援

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