計画書(全体版)
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第6編地域計画1 佐久地域 2 「佐久の産業は粒ぞろい」未来につなげる産業づくり持続可能な農林業を目指し、環境負荷の低減やスマート農林業など新しい取組を進めるとともに、農畜産物の地域内流通の拡大やカラマツ材の更なる利用促進を図ります。成長産業の創出や循環経済*への転換を図るとともに、美しい星空や豊かな自然環境を活かし、観光客の新たな価値観や行動を捉えた観光地域づくりを行います。I 現状と課題・ 高原野菜をはじめ米・畜産など県内屈指の農畜産物の産地であり、伐採期を迎えたカラマツ資源が豊富で154カラマツ林の主伐・再造林サイクルツーリズム美しい星空(南牧村)I 取組内容●農林水産業、商工業の振興・ 全国屈指の葉洋菜類産地として持続的な発展を図るため、環境負荷軽減の取組を実施。また、農畜産物のす。将来にわたって持続可能な農林業となるよう、今後を見据えた施策が必要です。・ 電子部品等を中心とする製造業は、デジタル化、脱炭素化、循環経済*への対応を強化するとともに、ITやデザインといった新たな成長産業の創出・振興が必要です。・ 軽井沢町など一部地域に観光客が集中しています。自然環境を活かしたアウトドア・アクティビティの充実や豊かな農畜産物を活かした食事や地元産の日本酒・ワイン・ビール・ウイスキー等の魅力を発信し、ブランド力の向上が必要です。・ 首都圏からの利便性の良さを活かし、新幹線や高速バス、自家用車により多くの観光客が訪問します。環境負荷の小さい二次交通*の整備と、電気自動車(EV)及び燃料電池自動車(FCV)に対応した観光地域づくりが必要です。地消地産*や地域内循環を推進するため、関係機関と連携した地域内流通体制を確立・ 日本酒蔵13蔵や複数のワイナリーやブルワリー等が立地する地域性等を活かし、地域食材や特産品の消費拡大を促進・ 森林機能のゾーニング*や主伐・再造林*による資源の循環利用によりカラマツ林業の推進と二酸化炭素吸収の増進を図るとともに、建築用材としてカラマツ材の普及と販売を促進・デジタル関係企業の支援や、DX*による生産性向上の取組を実施・佐久地域の特色である医療・健康関連産業への地元企業の挑戦支援と、県内外企業の誘致促進●新たな価値観・行動を捉えた広域観光の推進・ アフターコロナを見据え、インバウンド*需要の取り込みや観光客の新たな価値観・行動を捉えた観光地域づくりを推進・ 眺望の良さや自然環境を活かしたアウトドア・アクティビティの充実を発信し、ブランド力を向上・ 諏訪地域や山梨県と連携し、中部横断自動車道の全線開通を見据えた広域周遊観光や公共交通を活用した誘客の強化

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