計画書(全体版)
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第6編地域計画1 佐久地域152地域のめざす姿「高原野菜・カラマツが輝く豊かな農山村」と「教育・医療が充実した活力ある街」が地域重点政策織りなす「住んでよし・訪れてよし」の佐久地域 I 現状と課題・ 農村医療の伝統が受け継がれ、健康づくり活動が活発で、管内に13病院が存在するなど医療体制が充実1 「晴れやかな空の下、心晴れやかに暮らす」確かな生活の基盤づくり活発な保健活動、充実した医療体制と福祉の連携により健康長寿を推進するとともに、地域の特性を更に活かし、将来を担う人材や地域住民の学びの機会の充実、防災対策、地域公共交通など社会基盤の強化により、暮らしやすく住み続けたいと思える地域を目指します。・ 災害に強いまちづくりが進むとともに、充実した保健・医療体制と最適な公共交通サービスにより暮らしが支えられ、誰もが生き生きと、日々学びながら、心地良い毎日を送っています。・ 農林業、製造業、観光業いずれも強く、デジタル化や脱炭素化、循環経済*に対応した産業群が地域の強みとして更に発展し、地域経済に活力を与えています。・ 首都圏からの利便性の良さに加え、中部圏へのアクセスが飛躍的に向上し、海外・県内外との交流が拡大しています。さらに、移住者や二地域居住者*が地域に溶け込み、住民と共に魅力ある地域づくりがいたるところで行われています。しています。高齢者数の増加等を見据え、医療・介護・生活支援の更なる充実が必要です。・ 工業系・IT系の学校が他地域に比べ少なく、高校生は上田地域、山梨県、群馬県に流出しています。私立校による特徴的な教育が注目される中、公立校も地域力を活かした個性的で子どもから選ばれる教育環境を整備していく必要があります。・ 佐久市〜上田市間のバス路線が廃止されるなど、公共交通を民間事業者の独立採算により維持することは困難な局面を迎えています。持続可能な公共交通システムの構築に向けた検討が必要です。・ JR小海線やしなの鉄道の利用者数はコロナ禍の影響を受け、大幅に減少しています。沿線住民と観光客の移動手段を守るため、関係者が一体となって鉄道の利用促進に取り組むことが必要です。・ 国内有数の活火山である浅間山の防災対策、中部横断自動車道の整備促進や近年の激甚化・頻発化する自然災害から暮らしを守る基幹インフラの整備が必要です。・ 豊かな自然環境の保全や、地域の特性を活かした脱炭素に向けた取組が求められています。I 取組内容●医療・介護・生活支援の更なる充実と教育の強化・ 高齢者が健康的に長生きするため、シニア世代の活躍の場の創出と地域包括ケアの充実・社会環境の変化に対応し、地域の充実した医療体制・機能を維持・向上・保健、医療、福祉人材を輩出する佐久大学と連携し、若い世代の意見を踏まえた施策を推進・ 創造的な教育を実現する新しい学校の増加が、地域の活力創出につながる取組を一層促進。さらに県立高校再編(小諸新校・佐久新校)に併せ、地域と学校の連携体制を構築

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