計画書(全体版)
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第5編新時代創造プロジェクト146コラム高校生とのタウンミーティングシニア世代とのタウンミーティング(江村康子さんによるグラフィックレコーディング)意見交換のまとめ子どもも親も笑顔になる地域を目指そう!― 子育て世代との意見交換 ―世代を超えてつながる場を ― 高校生・シニア世代との県政タウンミーティング ―続いては、子育て世代の皆さんにご参加いただき、目指したい地域の姿について議論した「子育て世代との意見交換」(R4.5月)について紹介します。この意見交換では、13名の参加者の皆さんが3つのグループに分かれ、「子育て世代が考える未来の長野県」をテーマに自由にアイデアを出し合いました。働き方については、「妊娠〜育児期のサポートが手薄ではないか」という意見や「社会や家庭内での固定的な役割分担の解消が必要」などの意見が出されました。また、子育て環境については、地域や社会との新たなつながりの形について様々な意見が出され、地域みんなで子育てする雰囲気づくりを目指す「長野県みんな親戚プロジェクト」などのユニークな発想も生まれました。教育については「学校の選択肢が少ない」、「地域間で格差がある」などの課題が出されたほか、子どものやりたいことや個性を伸ばす教育が受けられる環境づくりや、保護者や地域の声が反映されることの重要性について意見が交わされました。子育て世代の皆さんから出されたご意見は、第5編「新時代創造プロジェクト」の「女性・若者から選ばれる県づくりプロジェクト」や、第4編「施策の総合的展開 4-4 女性が自分らしく輝ける環境をつくる」において具体的な取組の検討に活用されました。代交流のあるシェアハウス」などのアイデアが出されました。高校生やシニア世代の皆さんからのご意見に共通する要素に、「世代を超えてつながる場」や「多様な学びの場」の創出が挙げられます。この要素は、第4編「施策の総合的展開 5-2 一人の子どもも取り残されない『多様性を包み込む』学びの環境をつくる」や「5-4 学びの共創による地域づくりを推進し、生涯を通じた多様な学びを創造する」に関する施策の検討に活用されました。 最後に、県政タウンミーティングとして実施した「高校生」及び「シニア世代」との意見交換を紹介します。「高校生とのタウンミーティング」(R4.6月)では、県内の高校に通う高校生10名が参加しました。コロナ禍で学生生活に大きな影響を受けた高校生の皆さんからは、「コロナの影響で失われた外部とのつながりや年代間のギャップや社会の分断を解消するため、つながる場があれば良い」、「学生がもっと自由に活動できる、活躍の場が欲しい」などのご意見が出されました。また、「シニア世代とのタウンミーティング」(R4.4月)には、50代以上の18名が参加しました。「今思う、あなたにとっての『しあわせ』を語り合いませんか」をテーマにしたこの意見交換では、「子どもたちが固定観念に縛られず、好きなことを好きなだけできる教育の実現」、「世代を超えいろんな方と話せる場」、「世

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