計画書(全体版)
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第5編新時代創造プロジェクト144コラム信州のこれからへ向けた私たちのメッセージ参加者による意見交換の様子新型コロナウイルス感染症の影響で、社会は一変したこれからの「しあわせ」とは何か。問い続け、わたしたちの手で実現していく会議には、クリエイター、教育関係者、医療・福祉関係者、行政職員、エンジニア、地域おこし協力隊*など、立場の異なる方55名と、ファシリテーターとして県の若手職員が参加しました。立場を超えフラットに対話する、官民共創の新たな試みです。議論は2段階に分けて行われ、第1段階では6つのテーマでのアイデア出しを、第2段階では、第1段階の議論から抽出したキーワードと、「共生」や「人生100年時代」など今の時代として必要なキーワードを掛け合わせた3つのテーマを設定し、これからの豊かさ・しあわせをどう実現していくのか、議論が進められました。特に第1段階の議論ではコロナ禍による経験をもとに、「文化・スポーツとの『タッチポイント』を増やす。多様な繋がりをつくる『繋ぎ手』を育てる」、「地域を繋ぐ『交流を生む装置』と『通訳者』があふれる地域コミュニティの創出」、「教えると教わるが入れ替わり、コミュニティを横断する『学び合う』社会の構築」などの特徴あるキーワードが出されました。【信州これから会議の開催概要は以下のページでもご覧いただくことができます】 https://www.pref.nagano.lg.jp/kikaku/manabi/korekara.htmlこのコロナ禍を経て、皆さんが感じた“変化”はどんなことでしょうか。仕事のスタイルが変わった、趣味が変わった、人と会う機会を大切にするようになった、などなど。変化の種類は様々ですが、社会が一変したこのコロナ禍の先にはどんな未来が待っているのか。一人ひとりが見ている今後の見通しを持ち寄り、語り合うことを通して、みんなで「信州のこれから」を共有したい。そんな思いのもと、世代も地域も職種も超えた新たな試み「信州これから会議」はスタートしました。こうした議論を経て取りまとめられた「信州のこれからへ向けたわたしたちのメッセージ」では、5つの内容が提言されました。これらは総合計画審議会でも発表され、「真のしあわせ」、「トライアンドエラーを許容する」、「小さな対話をたいせつに」などのキーワードは、審議会からの答申や、本計画の第1編「第1章 長野県を取り巻く状況」、第3編「第1章 基本目標」、第7編「計画推進の基本姿勢」などにおいて、これからの県づくりの方向性を定めるための重要な要素として生かされました。“信州これから会議”が考えた私たちの未来とは

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