計画書(全体版)
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第5編新時代創造プロジェクト 0 0 5〜9歳0〜4歳 I 現状と課題○ 本県の女性・若者人口は、出生数の減少と、進学・就職期である10代後半、20代前半の転出超過、とりわけ女性の大幅な転出超過があいまって、20年前と比べて、20代前半では約3割減、20代後半では4割を超える大幅な減となっており、今後、より不安定な人口構造となっていく恐れがあります。128出典:国勢調査(総務省)出典:国勢調査(総務省)90〜 85〜89歳80〜84歳 75〜79歳70〜74歳 65〜69歳60〜64歳 55〜59歳 50〜54歳45〜49歳 40〜44歳35〜39歳 30〜34歳25〜29歳 20〜24歳15〜19歳 10〜14歳 5〜9歳0〜4歳男性100,00050,00050,000女性 10%100,000(人) 0%2020年-10%-20%-30%-40%-50%2000年増減率(男性)増減率(女性)-27.8%-33.8%-43.4%10〜14歳15〜19歳20〜24歳25〜29歳-45.9%30〜34歳35〜39歳40〜44歳45〜49歳1 女性・若者から選ばれる県づくりプロジェクト ○ 出生数の減少については、未婚化が進行していることや、子どもを持つことを「経済的なリスク」と考えること、仕事と子育ての両立が困難なことが大きな課題となっているため、交流・出会いの機会の提供や、経済的負担の軽減、仕事と子育ての両立支援を図ることが重要です。 ○ また、固定的性別役割分担意識等により、女性の活躍の場が限られたり、出産・育児等を理由とするキャリアの断絶が生じたりしていることから、女性が自分らしく暮らし、働き続けることのできる環境の整備に取り組む必要があります。○ さらに、女性・若者の流出防止とUターンの促進に取り組むとともに、コロナ禍で追い風となっている県外からの若者・子育て世代の移住を加速していくことが必要です。人口ピラミッド(2000年→2020年)る社会へと転換を図ります。○ 仕事と子育て等との「両立」が当たり前の働き方への転換を図り、長野県で働く魅力を向上させるとともに、子育てにかかる経済的負担の軽減等により、女性や子育て世代が安心して出産・子育てができる社会、社会全体で子育てを支える「子育ての社会化」を目指します。○ 生活や就業、出会い・結婚などに悩みを抱える若者に対し、気持ちに寄り添った支援を行うことにより、若者が様々なライフステージにおいて新たな一歩を踏み出しやすい社会を目指します。○ 住まい等移住先での生活の不安を解消し、「希望がかなうUターン・移住」への転換を図るとともに、若者にとって魅力あるまちづくりを進めることにより、多くの女性・若者に選ばれる県づくりを進めます。I プロジェクトの方向性○ 職場・地域・家庭等における固定的性別役割分担意識を解消し、「女性の多様なライフスタイル」を支え人口の増減率(2000年→2020年)

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