第4編施策の総合的展開第2章 施策の総合的展開 3 快適でゆとりのある社会生活を創造する★外国人延べ宿泊者数 I 施策の展開◆観光地域づくりの推進○ 感染状況を踏まえて観光促進策を講じるなど、社会経済活動をできる限り維持するとともに、コロナ禍か9415 ワインツーリズムは一般社団法人ワインツーリズムの登録商標宿泊旅行統計調査(観光庁)県内の旅館やホテルなどに宿泊した外国人の延べ人数[過去最高となっていたコロナ前水準(2019年:158万人泊)を基準とし、国際機関による予測や国ビジョンの目標水準を上回る目標を設定]I 現状と課題・ コロナ禍により県内観光産業は未曽有の大打撃を受けたほか、社会や価値観に大きな変化が生じています。こうした変化を踏まえ2020年に策定した「Afterコロナ時代を見据えた観光振興方針」に掲げる「安全・安心な観光地域づくり」「長期滞在型観光の推進」「信州リピーターの獲得」を共通視点としながら、観光振興施策に取り組んでいく必要があります。指標名・ また、コロナ禍を経て、密を避けるアクティビティとしてのアウトドアや個人旅行の需要が高まる傾向にあることから、長野県ならではの地形や地質等から生まれた特色ある自然環境を活かした「自然体験・アウトドアアクティビティ」を中心に、旅行者のニーズをタイムリーに捉えた情報発信等を行う必要があります。・ コロナ禍において大きく減少したインバウンド*は、2022年10月の水際対策緩和により回復の兆しを見せ始めており、旅行者のニーズを把握した戦略的な取組を展開する必要があります。らの経済再生を推進○ 長野県の特色ある観光資源(温泉・アウトドア・自然公園・食文化・伝統文化など)やその歴史や風土などのストーリーの活用・創出を支援するなど、長期滞在客やリピーターを呼び込む取組を推進○ 酒蔵やワイナリー等を地域の観光資源と結び付け、ワインツーリズムⓇ15を積極的に推進○ 自転車通行空間の整備やガイド人材育成などJapan Alps Cyclingブランドを活用したサイクルツーリズムを推進○ 無電柱化や廃屋対策、市町村が実施する観光地等の森林整備への支援など観光客をひきつける景観の形成・保全を促進○ Wi−Fi・キャッシュレス設備整備や道の駅のトイレリニューアルなど観光客の利用する施設設備の整備を推進○ 住民ボランティアが自治体と協定を締結して道路愛護活動を行うアダプト*活動団体等への支援により、道路美化活動の取組を拡大○ 長野県観光機構と連携し、地域が「稼ぐ」ための体制(DMO*(観光地域づくり法人)等)強化や強みを活かすポジショニング分析等により、観光地の競争力強化に向けた高付加価値化を推進○ 観光関連産業やDMO*等で働く人材の確保・育成や事業承継、生産性やホスピタリティの向上促進により、事業継続・拡大を支援○ 人材育成や機器導入支援等により、年齢や障がいの有無に関わらず誰もが一緒に旅行を楽しめるユニバーサルツーリズム*を推進○ 世界から選ばれる観光地となるための国際認証取得に向けた取組支援や、自然・文化資源等を保全・継承するルールづくり等の後押しなどにより、脱炭素をはじめとする持続可能な観光地づくりに向けた取組を長野県観光機構と連携し推進現 状6.3万人泊全国12位(2021年)目 標207万人泊(2027年)備 考
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